富岡高校定時制とは?

富岡高校定時制とは?

 


1 定時制の歴史

 本校定時制は、戦後の昭和23年10月1日に開設されました。吉井分校が昭和26年に開校され、昭和53年まで27年間続きました。昭和60年代に富岡東高校・下仁田高校の定時制課程が廃止され、それ以降甘楽・富岡地区では唯一の定時制となっています。


2 本校の環境

 上州前田家七日市藩邸の御殿や庭園、黒門といった地域の歴史を物語る一角が敷地内に存在します。校舎は国道254号線に面していて、上信電鉄七日市駅より徒歩2分のところにあります。


御殿リサイズ

【御殿】

庭園リサイズ

【庭園】

黒門リサイズ

【黒門】



3 定時制の生活

 本校定時制での学校生活はPM5:20に始まり、PM8:55に終了します(部活動はPM9:30まで実施)。授業は1日に4時間(授業1時間は45分)で、2時限と3時限の間の休み時間には簡単な給食が出ます。
 生徒の人数が少なく、良い意味で生徒と教員の距離が近い本校定時制は、アットホームな雰囲気があります。そのため、生徒は質問や相談、他愛もない世間話などをしに、教員のもとにやってきます。一方、教員からも、生徒に頻繁に声をかけ、まるで家族のように一人一人と向き合っています。また、養護の先生も、生徒の健康相談や教育相談に丁寧に応じており、教職員全体で生徒が元気に楽しく学校生活を送れるよう、日々努力をしています。


4 分かりやすい授業

 定時制では、昼間はパートやアルバイトなどの仕事をしているため、家庭学習の時間が確保できない生徒が多くいます。また、中学校時代にあまり学校に行けなかった生徒や、授業のスピードや内容について行けずに挫折を味わってしまった生徒など、勉強に対して不安を抱いて入学してくる生徒もいます。そんな生徒の実態を考慮し、各教科担当が様々な工夫をし、基礎的な学力が身に付く、分かりやすい授業を行うようにしています。



5 楽しい行事

 全日制のように、大規模な行事はできませんが、本校定時制では多くの行事を毎年度行っています。生徒会が中心となって企画運営する行事もあり、生徒が主体的に、楽しんで行事に参加しています。


球技大会

【球技(ボウリング)大会】

日帰り修学旅行

【日帰り修学旅行】

4年生を送る会

【4年生を送る会】



6 規律ある生活
 
 「定時制は何でも自由なところだ!」というイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。いろいろな事情を持った生徒がいることを考慮し、全日制の高校とは少し違う規準を設けているところもありますが、決められたルールの中で規律ある生活をしています。生徒が将来、世間から認められる立派な社会人となれるよう、全教職員が一丸となって指導にあたっています。

7 就労の推進

 定時制のイメージは「昼は仕事で汗を流し、夜は学校で勉強」というものだったと思います。しかし、最近は必ずしもそうではなく、生徒は様々な理由で本校定時制を選択し、学校に通ってきています。そのような場合、何の予定もない昼間の時間を有効活用することは大変に難しく、昼夜逆転の生活を送ってしまうケースも少なくありません。そこで、本校定時制では、昼間の時間に就労することを推進しています。基本的な生活習慣の確立を目指すことはもとより、仕事を通じて、社会的な常識やマナーを身に付けたり、働くことの難しさを実感したり、たくさんのことを学ぶことができます。また、中には、パート・アルバイト先の会社で正採用されることもあり、進路と直結するケースもみられます。


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